『Muddy Water』 考察から始める妄想
ついに。
「考察してください」なんて言われちゃったらもう深読み妄想オタクが黙っていられるわけありませんでした。
と言ってもタイトルの通りです。妄想です。考察できるほど冴えた頭じゃないのです。真面目な考察に疲れた方に「こいつ何言ってんだ」という気持ちで読んでいただけたら嬉しい。
※楽曲が楽曲ですので、男性同士の恋愛や死ネタを扱います。ご了承ください。
※歌詞は聞き取りです。
分かりやすい文章を書く自信がないので最初にものすごくざっくり世界観を。
禁忌を犯した聖職者達(『ShadowKiss』)→転生を待つ彼らの死後の世界(『MuddyWater』)→罪を塗り重ねた末路(『ココロノ悪魔』)
出だしから中二病もいいとこですが、さらにものすごくざっくり結論を。
あおいさんの恋人だった白服さんがなんらかの理由、おそらくあおいさんのせいで死ぬ。白服さんを愛していたとみたんがあおいさんを殺す。
これはいろんなイルミィさんの考察となんら変わりないと思います。
あまりにもざっくりですが、ここから詳しく。自分で何を言っているのかわからなくなるまで書いていきます。(※以下一部敬称略)
そもそもシャドキスは聖職者の歌じゃなくて不倫の歌だ馬鹿帰れと言われそうですが、不倫だけなら神父(風衣装)じゃなくてもよかったのでは、と思ってしまった結果です。立場的に許されない行為。メインの3人、とみ白あおはそれとして、全員が禁忌を犯してまで誰かを愛した。「君が望むなら地獄だっていい」。
誰が誰を、とかは考え始めるとめちゃくちゃになるので置いておきます。
でも彼らが覚悟した(あるいは望んだ)地獄は死んでもなお与えられず、という世界が『Muddy Water』。天使になって生前果たせなかった分まで神様に仕えろみたいなことですね。何にも基づいてないんですけどね。神学的な話は苦手だ。
死因とか考えてないので正直既に自分で何を言ってるか分からないのですが、続けます。
雨のやまない世界で転生を待ちながら、生きていた頃の続きを生きるしかない9人。
生前あおいの恋人だった白服はあおいに全てを話したうえで、あおいとみたけ両者との関係を断ってもとの3人に戻ることを望みます。しかし2人の関係を察していたあおいは、2人が心中してこの世界からいなくなること、自分1人が取り残されることを恐れ、白服を殺してしまいます。
「君を連れて行かないで」
白服を殺して得たのは安心などではなく、とみたけが白服を追って死んでしまうという恐怖。とみたけもあおいにとって特別大切な人であることに変わりはないから。あがけばあがくほど自分の首を絞めてしまう泥沼に、最初に足を取られたのはあおいさん。
(殺すといっても死後なので、死=棄権、みたいなニュアンスです…。お前何言ってんだという声が聞こえる…。)
あおいの様子から白服が死んだ原因を察したとみたけは縋るあおいを突き放し、「お前がやったんだろ」と責め立てます。
「汚れた手じゃ誰もつかめない」
「愛さずにいられたなら3人で笑えてたの」
白服が死んだのは自分のせいでもある。あおいを責めている自分もまた罪人で、助けてと縋れる立場じゃない。最早考察するまでもない…つらい…苦しい…
「罪を洗い流せるなら」
(ソロショットは極一部分しか上がっていないのでこれは完全に想像ですが、あおいさんだけシャツ脱いでたのこれ…とかも思ったりしてました)
「どんな罰でも受け入れよう」
「早くそばに行かせて」
もう二度と元通りにならない3人の関係、自分の犯した罪、大切な人のいない世界。すべてがあおいに死を望ませ、とみたけに首を絞められても抵抗することなく殺されます。
ここまでがメイン3人。まだ考察みがありますね。まもなく息を潜めます。
白服があおいにとみたけのことを話してからあおいが白服を殺すまでの時間。心を病んだあおいに関与したのがにーちゃん。
ここからこの世界のシステムがものを言い始める!!(遅い)
結論から言えば、白服を直接殺したのはにーちゃん。
この世界は前科持ちの待機場所みたいなものなので、ここで罪を犯したらもう次はありません。神様から永遠に見放されます(妄想)。
あおいに転生の権利を棄ててほしくなかったにーちゃんは、白服かとみたけか、どちらを殺すか1人選ばせる。生きていても自分を選んでくれないのならと、あおいは白服を選びます。
身代わりになる形ですが、あおいも同罪です。
とみたんと白服さんが白い部屋にいる場面のあと1分間ほど(2:14~3:14)ほとんどとみたんのシーンが無く、次に映るとき目を閉じていたので、白い部屋は夢か精神世界のようなものなのかなと。
二番煎じは全部分かったうえで何もしない。この世界で生きることを諦めてこの場から動こうとしない。流れに身を任せて、汚れてしまった自分自身に嫌気が差したころに1人死を選ぶ=転生を棄権します。(妄想)
このシーン、洗面所で吐いているのか、ただ手もしくは顔を洗っているのか(どちらでもないか)分かりませんが、いずれにせよにーちゃんは何かしらの罪を負っている。
(前者なら白服さんを殺した直後か。後者なら「罪を洗い流せるなら」の歌詞に沿う。)
顔を上げた時嘆くような目つきじゃないので、彼は決意と覚悟をもった上で罪を犯したのかなと、そうであってほしいなと思っています。(妄想)
ノックソはフォーゲルが好きで、フォーゲルには別に想い人(野崎弁当)がいることを知っている。知った上で関係を持っている。望んだのはノックソ。
フォーゲルはにーちゃんが白服を殺すのを知っていたが、知っていながら止めなかったのは野崎弁当への感情からではなく、あおいとにーちゃんの様子を見て、あるいは自分の立場(ノックソに野崎弁当の代わりをさせている状況)を省みて、止められなかった。(妄想)
大体こんな感じですね。
しれっと二番煎じを殺した上に兄を殺人者にしたあたり、性癖を感じます。
結局のところ、『Muddy Water』において罪に汚れてしまった人は悪魔になって、そこは望んだ地獄でも大切な人は当然いなくて、彼らの世界には今も雨が降り続ける…(ライブのイントロ前の話ですね。あの雨音めちゃくちゃ好きでした。)ということが言いたかった。つらい。救いの無い悲しい物語です。
ここで終わらせてたまるか。
彼らはもう十分苦しんだ!!私も十分苦しんだ!!いい加減彼らを奈落から拾い上げてくれる救いの手があっていいんじゃないのか!!!神様が許さずとも私が許す!!!
彼らを救えるのは誰か!!!!
そう!!!我らの!!!尊き!!!5人の天使たち!!!!!
\オハヨーーーーー!!!!!!!/
「雨に打たれて」
「心が曇る時は」
「ぼくに任せて頂戴」
「神秘な力で癒すから」
永遠に雨が降り続ける彼らの世界に差し込む一縷の光……天使の微笑み………この世界は、光で満ちている……今日も…っ、みんなが……ウッ…幸せで………ッ…(顔を覆う)………………終わります………。
結論:てんてん天使は泣き曲